12月に入り一段と肌寒くなりました。この時期は、発熱、頭痛、鼻水、咽頭痛、咳、痰などいわゆる「かぜ」症状が出始める頃です。病院で「かぜ」の診断で治療を受けますが、「かぜ」をひいたときに、聞いてみたいと思われる事をいくつか挙げてみたいと思います。

1.熱は薬で下げたほうがよいか?: 体温の上昇は感染への免疫力を高めて病原体(ウィルス、細菌)の力を弱めて、体内から排除する働きがあります。薬で解熱する事は身体が楽にはなりますが、病気に対する免疫力が弱まり、病原体の排出が遅れます。この事は、体温は低いけど体がきついなど回復を遅らせます。微熱(37.5℃前後)ならば、解熱剤を使い過ぎないように注意しましょう。

2. お風呂は入らないほうがよいか?: 体温が37.5℃以下で元気ならば湯の温度を上げすぎず、長風呂を避ければ問題ありません。お風呂で身体を温め、その後睡眠を十分にとる事で回復も早くなります。ただし湯冷めは逆効果です。

3. 「かぜ」に抗生剤は使ったほうがよいか?: 風邪の9割はウィルス感染です。抗生物質は必要ありません。ただし38℃以上の高熱があれば、インフルエンザが否定できて、採血で白血球、CRP(炎症反応)が高値であれば抗生剤を使用します。

4. 「かぜ」の時の食事はなにを摂ったよいか?: 感染を起こしているときは、体内の免疫が働いて異物排除を行います。熱もなく症状が軽く食欲がある場合は普通の食事で構いません。 発熱などあり症状が強いときは、消化管は動きを止めていてあまり食欲が湧かない事があります。その場合は、油物や繊維が強い食事は控えてください。軟らかく煮込んだ様な食事はおすすめです。

5. 運動はいつからしてもよいか?: 熱が下がり、のどのイガイガや咳が落ち着いてからがよいでしょう。軽い有酸素運動(歩行)から始めてください。完治していないときに強度な運動(ランニングなど)で無理をすると2次感染(細菌)など引き起こすこともあります。

6.症状がよくなっても来院したほうがよいか?: 薬を飲み切って症状がなくて、病院から次回の来院の指示がないなら治療終了で来なくてもよいかと思います。ただし、症状が改善しないか悪化、高熱(38℃以上)、長引く咳、ぶり返しの症状がみられたら来院してください。